最近は、タクアンのような人が少なくなったという話を聞きました。
たくあんというのは、大根を冬の寒い風にさらして、水分を抜き、重い石を載せて漬け込んで長い時間をかけて作るから、噛むほどに味が出るのです。
そんな深い味がにじむような人が少なくなったと言われるのです。
耳の痛い話です。
人の心にぬくもりを届けることができるような一言、あるいは行いなどなかなか出来るものではありません。
いたずらに老いを重ねるばかりの我が身にこたえる言葉でした。
広島県府中町の寺院「龍仙寺」の前住職です。
徒然日記をブログにしてみました。