JUGEMテーマ:日記・一般
「親のうその上で成り立った人生で、何が本当か分からなくなった」人工授精で生まれた来た人が、実の父親を探して苦悶というニュース。
子どもが欲しい気持ちは分かりますが、不自然な形で恵まれた子供は子供自身が苦しむこと、そしてそれが家庭の問題になったり、様々な問題を惹起してゆくことは当然と言えば当然でした。
医療技術の進歩は、目の前の悩みは解決してくれますが、新たな悩みを生み出して行くものでした。
お釈迦さまは一切皆苦。何がどうなろうとも必ず新たな苦しみが始まると述べられた通りです。
目先の苦しみから逃れることだけでなく、人生そのものの解決なくして本当に苦悩を超える道はなかったのです。
まさに「仏説、虚言したまうことなし」。
科学技術の進歩で目先の欲望が満たされても、真の苦悩の解決には無力でした。