天命に安んじて人事を尽くす


本を読んでいたら紹介されていました。
久しぶりに思い出しました。清沢満之師の言葉です。


世間では「人事を尽くして天命を待つ」と言います。
自分に出来る精一杯の努力をした上で、どう評価されるかを待つというものです。


それに対して、評価はどうあれ、大きな御手の中に抱かれて今の自分の力を精一杯、果たさせてもらうだけというものです。


大いなる安らぎに包まれて、ひと時ひと時を尽くしてゆく人生、それがお念仏申す人生です。


ひと時ひと時が良かろうが悪かろうが、いつでもどこでも人生の全体を“おかげさま”と果たさせていただく道です。

住職冥利

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平成元年から門徒総代として龍仙寺を支えてくださり、数々の功績を残して下さった慶徳進前総代長への感謝慰労会が昨夜ありました。

新総代長の長尾勝さんの発案で、体調を壊されてお二人の御夫人の出席がかなわなかったのが残念でしたが、皆さんご夫婦お揃いで楽しい懇談会でした。

 

 

活動するお寺・龍仙寺の原動力は総代会の結束と前向きな活動姿勢です。

ご夫婦でお聴聞、そしてお世話して下さいます。その先頭に立っていただいたのが慶徳前総代長でした。

 

 

お寺の門徒総代会といえども、龍仙寺の総代さんほど頻繁にお寺に足を運び、率先して聞法活動はじめ、一丸となってお寺の護持発展にご協力して下さる総代会はないだろうと誇りに思っています。

 

 

住職冥利に尽きるというものです。

只々「おかげさま」というほかありません。


遺された者の責任

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「父母の孝養のためとて、いっぺんにても念仏申したることいまだそふらはず」親鸞聖人の言葉です。

亡くなった父母のためにお念仏したことはない。

 

 

今でもこんなこと言えば、親不孝な人と思われるでしょう。

お葬式でよく聞く言葉です「冥福を祈る」。

当たり前のように使われています。

 

 

亡くなった人のためのお葬式と思っている人が今でもほとんどでしょう。

親鸞聖人は自分が亡くなったら賀茂川に流して「魚」に与えてくれと言われたという話もありますが・・・、仮に事実としてもそれは生前、魚の命を奪ってきたことの慚愧ではないでしょうか。

 

 

中には、自分の葬式をああしてくれこうしてくれと言い残す人がいるそうです。

これを愚の骨頂というんでしょう。

 

 

死んでまで後へ残った人の心をあやつるべきではありません。

 

 

故人との別れをどう受け止め、どう対処するか、それは遺された人の自らへの責任でしょう。v


すごい人がいるもんです

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昨夜のNHKテレビ「世界最強伝説マニー・パッキャオ」

プロボクサー。

フライ級から始まって体重20kg差を克服して、スーパーバンタム級、スーパーフェザー級、ライト級、ウェルター、スーパーウェルター級の計6階級制覇。

 

 

昨年ファイトマネーで得た年収55億円。

伝説になるのは強いだけでなく、生き様。

 

 

フィリピンはミンダナオ島の貧しい地方に生まれ、今もそこに住み、地域のために国が整備してくれない学校や公民館、農道を身銭を切って整備し、国会議員にもなって地元のために活躍。

 

 

昨年暮れに世紀の一戦をラスベガスでマルケスと行い、敗れるも帰郷したパッキャオを1万人以上の人々が沿道を埋めて迎えたといいます。

 

 

世のなか、すごい人がいるものです。


元気はどこから?

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「元気を出せ」とはよく聞く言葉です。

出そうと思えば出るのでしょうか。

もしそうなら、誰もくじけたり、自殺に追い込まれることはないでしょう。

 

 

どこから元気はでてくるのでしょう。

不思議です。

 

 

桜宮高校の男子バスケットボールのキャプテンの自殺から私たちは何を学ぶのでしょうか?

 

 

殴られても殴られてもそこから立ち上がることが出来た人もいたはずです。

 

 

生きる元気をなくした、というより「生きる元気」を得られなくなったと言った方が当たっているかもしれません。

 

 

本当は誰も「生きる元気」など持っていないのではないでしょうか?

何かに支えられ、何かが生きるエネルギーを与えてくれているから生きて往けるのでは?

 

 

その何かが無くなった時、生きる元気を失ってしまうんでしょうね。


“我は善なり”

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アルジェリア人質事件は最悪の結末となりました。

でも、アルジェリア政府は最善の結果と思っているんでしょうね・・・。

 

 

なぜ人は殺し合うのか?

我利我利亡者という言葉がありますが、利益優先が他者の命を命と思わない結果を生むようです。

 

 

我は善なりという立場に立てばどんなことでも出来るのが人間のようです。

立場は違っても“を振りかざせば他者は駆逐すべき

 

 

悪を絶つためにはいかなるふるまいもすべし

まことまこと。

 

 

ほど恐ろしいものは無いようです。


おだいじに

 

なんとも癒されます。

この人形。

 

 

行きつけのカイロプラティックの受付にそっと置いてありました。

「おだいじに・・・」

 

 

人目につかない受付台の下段でひっそりと。

思わずニコッとなりました。


ゾウがお葬式?

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昨夜のテレビで動物の賢さを紹介していました。

 

 

ゾウが死んだ仲間のゾウをみんなでお弔い、そして墓参りをするかのように日が経ってから朽ちてゆく遺体のところに帰ってくる。

まるでお葬式や墓参りをしているようでした。

 

 

人間の世界では、簡単にお葬式を済ませようとする人もいますが・・・。

 


つながっていました


昨日から富山に来ています。
富山教区選出のT 僧侶議員、N門徒議員の当選祝賀会。

寒さを覚悟してきましたが、なんと雨。

二三日前から暖かいのだそうです。

百名あまりの方々がご参集。

知らない人ばかりと思っていたら、次から次へと様々な繋がりのある方々が声をかけて下さいました。

どこへ行っても宗門の中、ご縁のある方々ばかりです。

広いようで狭い宗門、実感しました。

まことに悲しいことです

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ご法事にお参りに来られた方が、有難うございました。

仏様のお話、初めて聞きました。

良い話を聞かせて頂きました。

と、言われました。

 

 

最近は仏教、特に浄土真宗のお話を聞いたことがない人、知らないまま人生を終わってゆく人が増えているようです。

 

 

まことに悲しいことです。

 

昨日、安芸北組の総代会の会合があり、来年度研修会のテーマをどうしょうかという話になり、最近お葬式が御遺体の処理になっているのではないか、お葬式についての研修は?という話が出ました。

 

 

お葬式は単にお別れ会ではなく、故人の命がけの説法の場であることを忘れてはなりません。

 

 

葬儀社の商業ペースにはまってエスカレーターに乗っかってただ通り過ぎてはなりません。

 

 

故人が人生の全体をかけてお導き下さっている尊い佛縁として大事に受けとめたいものです。

 


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