昨日は安芸教区布教団の後記研修会でした。
講師は今井響流先生。
37歳?の女性です。
講師の経歴等全く知らないで講義の途中から参加しました。
最初は、何か舌足らずのしゃべり方をする人だなと聞いていました。
ところが次第に話に引き込まれてゆきました。
「“死”とはあなたにとって何ですか、と問われたら何と答えますか?」
彼女の問いかけに一瞬、とまどいながら、なるほどとわかりました。
私は仏法の勉強を通して“死”を学び、無常を学びました。
しかし彼女は今まで“死”と直面し、今もガンと真向いで生きている中から仏法に出会った方でした。
脳腫瘍で3回も手術をし、生死の境を体験し、今もガンの再発におびやかされている中から仏法に出会った人でした。
舌足らずのしゃべりも、ガン治療の中で舌の半分を切除したためでした。
人生の厳しい現実から、阿弥陀さまの救いの御手の中に有ることに出遭った人でした。
研修会の講師の話でこれほど引き込まれたことはめったにありません。