95歳、もうすぐ96歳。
前住職です。私の父です。はつらつとした顔をしています。
食事は若い者に負けないぐらいしっかり食べます。
体格もがっしりしているんです。
しかし、なにせ背骨を10年前に事故で損傷。
膀胱は癌で摘出。
自分の腸をつかって代替膀胱。
戦争で肩と足を鉄砲の弾が貫通。
若い時はスポーツ万能で、野球にスキーにボクシングに活躍しました。
70前になってゴルフをはじめ、85歳でスキーに行く途中、事故に会い背骨を損傷したのです。
それ以来、痛みとの葛藤です。
背骨の損傷の痛みをぼかすため睡眠剤、強すぎると腸の活動までが悪くなって下剤。ガスはたまる。お腹が痛くなる。
毎日それの繰り返し。葛藤です。
長生きも苦しみです。
一切皆苦、まことまことと頷くばかりです。