なんと石川遼選手が今季の獲得賞金を全額、被災地の復興援助に寄付すると発表。
2億円を目指すとのこと。
賞金以外にコマーシャルなどで大きな収入が有るとはいえ、なかなか出来ないことです。
こりゃ、ますます応援しなきゃ!
広島県府中町の寺院「龍仙寺」の前住職です。
徒然日記をブログにしてみました。
毎日、義捐金を中国新聞に託した人の名前と金額が新聞に載っています。総額が7億円を超えています。
龍仙寺でもいち早く、13日付けで義捐金依頼状を全ご門徒にお届けしました。
ご門徒以外のたくさんの人からも届けられ、すでに総額350万円を超える義捐金が届き、そのうち、まず100万円を中国新聞社に送りました。
後、町外のご門徒から郵便振替でまだ送られてくるであろうものと合わせて本願寺に送り、被災地に届けてもらう予定です。
龍仙寺の活動で総額、400万円を超える義捐金になりました。
でも、どれだけ義捐金が集まろうとも復興には“焼け石に水”なんですね。
萎縮しないで!
大震災の被害者を悼んで夜の街が閑散としている。これでは日本の経済がしぼんでしまう。“萎縮させてはならない。日本の経済を活性化すべきだ”
という意見が新聞に。
確かにそうでしょう。
しかしまた、電気にたよるエネルギーの大量消費が第二、第三の福島原発事故につながりかねないこともこの経験から学ぶべきです。
安全神話が崩れた原発に頼る経済発展をこのまま続けていいのか?
今は、何といっても災害復興に最大限の支援が必要です※
夜の街は、1万円使うところを5千円にして余ったものは支援に回す。
そして一時でも早く被災地に活気が戻る日を。
自粛だけでなく、積極的に救援対策に協力すれば経済は動きます。
要はお金の使い方の問題でしょうか?
昨夜は、イックンの誕生祝いでした。
4月11日で満1才のイックンのお祝いで、ご招待を受けました。
鞆の浦にあるリゾートホテルでの誕生会。
イックンのおかげで優雅な晩餐会。
瀬戸内海に沈む美しい夕陽を見ながら、楽しいひと夜を堪能しました。
プレゼントしたお馬さんに乗ってこわごわのイックンです。
朝日新聞「声」欄にありました。
原発、小学生の疑問。
10年前に見た東京電力「電力館」でのひとこま。
見学に来ていた小学生の質問。
「これが壊れたら?」
係の女性「その場合はこれが働くから大丈夫です」
小学生「それも壊れたら?」
係の女性「その場合にもこれが働くので大丈夫です」
小学生「それも壊れたら?」
係の女性「そんなことありません」
でも、起こりました。
この係の女性、親鸞聖人のお言葉を知らないんですね。
「火宅無常の世界はみなもてそらごとたわごとまことあることなきに・・・」
原発の安全神話がくずれてしまいました。
中国電力が取り組んでいた上関原発にも待ったがかかっています。
今回の事故を受けての反対論者の言。
「本当に安全なら、廃止になった広島西空港跡地に建設すればよい。上関地方より、広島市の方が電力を必要としているのだから」
うーん。
説得力のある言葉です。
被災地の友人との電話。
「悲しいことよ。避難先から帰ってみるとパソコンなど機器類まで泥棒に持って行かれた」
日本中の人が義捐金や物資を贈り、そしてボランティアで働いているのに、人の災害に付け込んで、盗みに入るなど信じられない行為です。
いつの時代にも、どんな時にも救いようのない悲しい人間がいるんですね。
自らも全財産を失いながら、不眠不休で救援活動をしている人がいる中に。
不眠不休で被災者の救援活動に頑張っている被災者の顔の素晴らしさ。
NHKテレビで紹介された人々の姿に感動です。
「今日をどう生きるか」差し当たって今を生き抜くために今、しなければならないことをやり抜く。
再起を目指して、新たに夢を描く強さ。
被災の中から立ち上がっていこうとする人々の顔は輝いています。
美しいなあと思わず感動です。