JUGEMテーマ:日記・一般
原爆の体験を伝える“語り部”が少なくなっているんですね。
少なくとも80歳前後以上の人でないと原爆体験の記憶はありません。
高齢者であっても直接、戦地で体験した人、原爆にあった人はもうだんだん少なくなっています。
私は傷痍軍人であった父から、戦地での体験や原爆の後のヒロシマの様子、龍仙寺本堂とお経蔵に分かれて数百人のお葬式を勤めたことなど、悲惨さを耳にタコが出来るほど聞かされてきました。
戦争は人間を変えてしまう最も恐ろしいことであり、人間は縁にふれれば地獄の鬼にもまた、被害者にもなる悲しい存在だということを父の話を通して知らされました。
“戦争のない世界”を誰しも望みながら、世界は常に危険にさらされているこの矛盾。
「世の中、安穏なれ仏法弘まれ」
親鸞さまのお言葉です。